ハンドパンのメンテナンス方法
ハンドパンのメンテナンスは、楽器の寿命を延ばし、良い音質を保つために重要です。
ここでは、基本的なメンテナンス方法をご紹介します。
大切な楽器、我が子と思って大切にケアしてあげてくださいね^^
使用後のクリーニング
ハンドパンは金属製のため、皮脂や汗によって錆びる可能性があります。
演奏後は、乾いた柔らかい布で楽器を軽く拭き、手の油分や汚れを取り除きましょう。
これは特に、湿度が高い場所や手が汗ばんだ状態で演奏した後に重要です。
ステンレス素材が主流になってからは、錆びの心配はかなり減りましたが、それでも日頃のメンテナンスは大切です。
オイル塗布による防錆対策
ハンドパンの表面は錆びやすいため、定期的に防錆オイルを塗ることが推奨されています。
以下方法です
– ハンドパンにオイルを塗布し、布を使い全体に薄く塗り伸ばします。
– 余分なオイルはしっかりと拭き取ることを忘れずに。
この作業は、月に1〜2回行うと良いでしょう。湿度が高い地域では、頻度を増やすことも検討してください。
専用のオイルはハンドパン専用に出ているPhoenix Oilがオススメです。
Amazonでも取り扱っていますが、イタリア製のため在庫がない時があります。
その場合は、家の近くの楽器屋さんなどで、管楽器用のメンテナンスオイルを購入すると良いでしょう。
直射日光や湿気に注意
ハンドパンは極端な温度や湿度に弱いため、直射日光の下や湿気の多い場所に放置しないようにしましょう。
過度な温度変化は金属にストレスを与え、音色に悪影響を与えることがあります。
保管時は、涼しく乾燥した場所に保管するのが理想的です。
ケースに入れて保管・運搬
移動する際や保管中は、専用のケースに入れておくことが推奨されます。
ケースはハンドパンを衝撃から守り、外的なダメージや環境の変化による影響を最小限に抑えてくれます。
オススメはハードケースです。小さな子供がいる家庭や動物を飼っている家庭など、不意なるアクシデントからも守られて安心です。
こちらハードケースのススメの記事もご参考にください。
衝撃に注意
ハンドパンは衝撃に弱い楽器です。落としたり、硬い物でぶつけたりすると、チューニングが狂ったり、金属が凹んでしまうことがあります。特にエッジ部分や中央のDingに注意して取り扱いましょう。
チューニングの確認と調整
もし万が一ハンドパンのチューニングが変わってしまっても、絶対に自分で直そうとしないでください。
一つの打面の中に複数の音がチューニングされており、専門的な知識と技術がないとほぼ間違いなく悪化させてしまいます。そうするとメーカー側も尚更治しにくくなり、最悪元に戻せなくなってしまいます。
極端な例えとなりますが、もし仮にボーリング玉を落としたとしても、触らずにそのままメーカーに持っていけばちゃんと直してもらえる可能性があります。逆に色々といじられた方が厄介なのです。
*チューニングは基本的に購入したメーカーでします。
逆にいうと、自分のメーカー以外は責任が取れないのであまり触りたがりません。
しかし、海外メーカーの為にどうしてもチューニングが難しい場合は、ご相談ください。
日本国内でチューニング可能な方をご紹介します。
演奏時の注意点
指輪や手に付けるアクセサリー類は外しておく方が良いでしょう。ハンドパンに傷をつけてしまったり、アクセサリーの方に傷を付ける可能性もあります。
また、強く叩きすぎないことも重要です。ハンドパンによくないのと、綺麗な音は優しい力でしなやかさによって生まれます。
以上、ハンドパンの美しい音色を長く楽しむためのメンテナンス方法と注意点でした。
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