初心者向けのハンドパンの選び方
初心者がハンドパンを選ぶ際に考慮すべきポイントは、品質、音階、サイズ、価格など、いくつかの要素があります。
ハンドパンは他の楽器と比べて少し特殊で、チューニングや音階の選択が重要ですので、初めて購入する際には慎重に選ぶことをおすすめします。
また最近はAmazonなどで中華製の安すぎるハンドパンも出てきています。一応それっぽくは出来ていて演奏も楽しめるのですが、長い目で見たときにはおすすめできません。楽器である以上、音の良さがないと、すぐに嫌になってしまうと思います。
以下に、初心者向けのハンドパン選びのポイントをまとめました。
目次
Toggle信頼できる製作者やメーカーから購入する
ハンドパンは高度な製作技術を要する楽器で、品質の差が大きいため、信頼できる製作者やメーカーから購入することが最も重要です。
ハンドパンは量産されていないことが多く、製作家ごとに音質やチューニングの精度が異なるため、評判の良い工房を選ぶことがポイントです。
おすすめの有名なメーカーや工房:
- Ayasa (オランダ)
- Yishama(イスラエル)
- Meraki(イタリア)
- Meridian(イギリス)
- Manik (スペイン)
- Saraz (アメリカ)
- Elaia(イタリア)
- Muta(タイ)
- Ugur(中国)
- Sonobe(日本)
- わいた工房(日本)
- Mashハンドパン(日本販売サイト)
- アトリエマル(日本販売サイト)
またこちらRAV Vast(ロシア)も人気があります。
特に深く響く低音の音色が特徴、また初心者でも扱いやすく頑丈です。ヒーリングにもとても向いています。ハンドパンと似た構造を持っていますが独自の製法があり違った魅力があります。初心者からプロまで幅広く人気があります。
他にも世界にはさまざまなメーカーがあり、その数は年々増えています。上記したのはほんの一例です!
*この記事の一番最後の項にて紹介していますが、購入に関して実際のところ、京都にあるハンドパンスタジオTamaruで現物を見て触って購入するのが一番のオススメです。
音階(スケール)の選択
初心者がハンドパンを選ぶ際、音階(スケール)の選択がとても重要です。どの音階を選ぶかによって、演奏の難易度や曲の雰囲気が大きく変わります。
- 初心者におすすめのスケール:
- DマイナーKurd: 最も一般的で、どの音を叩いても美しいメロディーが生まれる。柔らかく瞑想的な音色が特徴。
- Celtic(ケルティック)スケール: 穏やかで神秘的な雰囲気を持ち、演奏も比較的簡単。
- どのスケールが自分に合うか? 試聴動画を確認したり、実際に試奏する機会を得ることができる場合は、気に入った音階を見つけて選ぶことをお勧めします。
材質と音質の違い
ハンドパンの音質は、材質によって大きく変わります。主に以下の2種類の素材が主に使用されており、それぞれの特性を理解して選びましょう。
- アンバー:深みのある低音が魅力で、打撃に対してダイナミックなレスポンスがあるため、リズム感のある演奏やパーカッシブなスタイルを好む人に適しています。
- ステンレス: 音が明るく、長いサスティンを楽しめるため、ゆったりとした演奏や瞑想、リラクゼーション音楽に向いています。
*素材の厚みも選べます、主に1mmか1.2mm。しかしスケールによって一番いい厚みと素材があります。
サイズの選び方
ハンドパンはサイズによって音域や演奏感が異なります。通常、標準的なハンドパンは53~55cmほどですが、これよりも大きいものや小さいものもあります。
- 標準サイズ(53~55cm): 一般的なサイズで、安定した演奏ができる。
- 小型サイズ(45~47cm): 持ち運びに便利ですが、音域が限られることがある。
- 大型サイズ(55cm以上): 深い音色と広い音域が特徴ですが、大きいのが難点。
価格帯を考える
ハンドパンは製作に高度な技術と時間を要するため、他の楽器と比べると高価です。価格は通常、以下のように設定されます。
- 初心者向け(8〜15万円): 価格を抑えたエントリーモデル。品質は安定していますが、上級モデルに比べると音質や倍音の美しさに差があることも。
- 中級モデル(15〜30万円): 音質やチューニングがより精度高く、演奏の幅が広がります。
- 上級モデル(30万円以上): プロフェッショナルモデルで、倍音の美しさやチューニングの正確さが際立ちます。
初心者向けのハンドパンおすすめポイント
初心者が選ぶ際に特に注意すべきポイントを以下にまとめます:
- シンプルなスケールを選ぶ: 複雑な音階は避け、Dマイナーなど演奏しやすいスケールを選ぶ。
- 評判の良いメーカーを選ぶ: 信頼できる製作者や工房から購入すること。
- 実際に試奏する: できれば実際に試奏して、自分が気に入った音色や演奏感を確認する。
- オンラインレビューを参考にする: ハンドパン愛好家のレビューや動画を確認し、他のユーザーの意見を参考にする。
オンラインで購入する際の注意点
ハンドパンは製作者ごとの個体差が大きいため、できれば試奏して購入するのがベストです。しかし、オンライン購入する際には以下の点に注意しましょう:
- 返品・保証の有無を確認: 万が一音がずれていた場合や破損があったときの対応を確認しておく。
- 信頼性のある販売店を選ぶ: 認知度の高い製作者や工房から購入すること。
- 試聴サンプルを必ず確認する: 試聴動画やサンプル音を聞いて、音質を確認する。
自分の直感を信じる
ハンドパンは個性的で、自分に合ったものを見つけることが大切です。初心者にとっては、シンプルで演奏しやすいものを選ぶのが基本ですが、最終的には自分が「この音色が好きだ」と感じるものを選ぶことが大切です。
これらのポイントを参考に、自分に合ったハンドパンを選んでください。
また楽器との出合いは運命でもある!と思ってください。直感を大切に!
最後に、ハンドパンを購入する一番おすすめの方法
ここまでたくさんのポイントを挙げてきましたが、やはり一番いいのは実際に触って選ぶことです。
しかし珍しい楽器でもあった為に今まではそれが難しかったのですが、なんと、現在は京都にハンドパンスタジオがあります!
こちらのハンドパンスタジオでは、日本一の在庫数と、体験やレッスンをやっています。
また買取やレンタルなども。オーナーやスタッフの方もとても親切で信頼のおけるお店です。
ぜひこちらに足を運んでみることをオススメします!
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